何度も使える食器

最近使い捨てのプラスチック製ストローが問題となっています。プラスチックごみが十分に処理されず自然界に流出してしまい、海の生物を中心に動物たちへの被害が深刻になっているのが理由です。日本は国内で廃棄されたプラスチックごみを全て自国で処分しているのではなく、近隣の諸外国へ輸出し、そこで処分をしてもらっています。今話題のストローも含め、使い捨てのプラスチック製品の使用を少しでも控えることにより、環境に配慮し、動物や自然を守ることを心がけていきたいですね。

陶磁器や漆器などの日本の伝統工芸品は強度もあり、大切に使えば何世代にも渡って使い続けることができます。リサイクルも大切ですがリユースでいつまでも使い続けられる食器を持つことで、社会貢献に携われる文化を創っていきたいと思っています。便利は魅力的ですが、大勢が利用し始めると必ず弊害が起こります。そんなときは歴史を振り返り、先代から継承されてきているものに、物事の本質を探るのも大切かもしれません。

ヤフーニュースの記事より
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20190728-00294105-toyo-bus_all&p=1

「 ■日本は廃プラの2割を海外に輸出

 丸紅の原紙輸出数量は年間300トンほど。ストローに換算して2億本に相当する。紙ストロー需要が高まる中で高品質な日本製原紙の需要はますます高まっているという。丸紅紙パルプ販売の山口信一・包装資材営業本部長は「中国製紙メーカーの納入した製品にカビが生えていたり、発がん性物質が大量に見つかったりしたことでより高い安全性が求められるようになった」と指摘する。

 ストローの脱プラをどう実現するかに各社はしのぎを削る一方、根本的な問題としてプラスチック使用量を減らすべきだという声も上がる。日本では廃プラ処理が国内だけで完結しないのが現状だ。

 日本は年間903万トンの廃プラのうち、1割強、約130万トンを海外へ輸出している。輸出先は世界最大のプラごみ輸入国だった中国が多かったが、その中国は2018年に輸入禁止に踏み切ったため、行き場を失ったプラごみは東南アジアの国々に流れている。

 だが、今年5月末にマレーシアが輸入されたプラごみを輸出国に返却する方針を示すなどプラごみは行き先を失いつつある。日本はアメリカ、ドイツに次いで世界第3位の「プラごみ輸出大国」であり、そもそも「使い捨てプラスチックの大幅な削減が重要だ」(グリーンピース・ジャパンの大館弘昌氏)と指摘する声もある。日本社会とプラスチックとの付き合い方が問われているといえそうだ。」

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