緊急事態宣言と外出自粛

代表の酒井です。緊急事態宣言により外出を自粛、自宅待機が続いています。平日は幸い仕事があるので「やることがある」ことに感謝しています。しかし平日も自宅待機や一時解雇されている方などは、将来への漠然とした不安や今何をすべきかを考えるなど、苦悶の日々を過ごされていることと思います。一日も早くこのような状況が終わることを心より願っております。

 

さて自宅で過ごすことにも少しずつ慣れてきましたが、生活必需品と一言に言っても、結構色々とあるものだなと感じました。今の状況では特にマスクや消毒液は当然ですが、うちでは妻が布マスクを手作りしてくれています。布マスクも作るには生地とゴムが必要なのですが、それらが品薄状態だそうです。食料品の買い出しのついでに衣料品売り場を見に行ったそうですが、全く在庫がなかったらしく、ネットで買おうと検索しても次回入荷が数カ月後だったり法外な値段だったりとか。慌てて昔買ってタンスに眠っていた生地を引っ張り出してきて何とか急場をしのいでいます。私の分も作ってくれるようですが、柄は選べませんので、野菜や花柄になりそうです(笑)

 

必需品もそうですが家族全員がほとんどの時間を自宅で過ごすようになり、新たな問題が発生しました。ゴミの量が一気に増えました!外食もしなくなったので1日3食、家庭料理が食べられるのは嬉しいですが、包装紙やプラごみが倍ぐらいに増えた気がします。野菜、肉、魚、玉子、牛乳、パン、どれもプラスチック製材で包装されていますね。環境への配慮とかを考えると罪悪感が増すのですが、今はそこを気にしていられるほど余裕がある情勢ではないなー、とひとりごちています。そして私が一番貢献?しているのは空き缶。家で晩酌をする機会が増えたのでたくさん出ます。昨日そんなことを考えながら飲んでいたら、いつか飲もうと出張先で買い込んだ秘蔵の日本酒があることを思い出しました。自宅ではほとんど私しか酒を飲まないので、開栓すると4合瓶でも飲み切るまでに2,3日掛かります。出張先では勢い余って買ってしまうのですが、いつか飲もう、いつか飲もうと思いながら時間が経ってしまいました。これを機に思い出に浸りながら一本ずつ空けていこうと思います。これによって我が家の空き缶は削減されます。空き瓶は増えますが。

 

この自粛下では当然ですが生活用品のネット注文が急増しているようで、アマゾンやロハコは大忙しのようです。以下2020/4/17の日経電子版より。

 

『アマゾンジャパン(東京・目黒)が国内の物流施設で商品の入荷制限を始めたことが17日、明らかになった。生活必需品や衛生用品を優先的に入荷する一方、対象外の商品は納品を制限する。新型コロナウイルスの感染拡大を受け、緊急事態宣言の対象は全国に広がった。生活物資の需要が急増する恐れもあり、社会インフラとしての機能を重視したとみられる。

 

米アマゾン・ドット・コムは、コロナ感染拡大の影響で物流が逼迫し、3月中旬から同様の入荷制限をしたが、4月中旬に解除している。国内でもネット通販の利用者が増えており、大手のアマゾンに続き各社が対応を迫られそうだ。

 

優先的に入荷する商品には食料品のほか、マスク、ティッシュなどの衛生用品、日用品が含まれるもよう。入荷制限は玩具などの嗜好品が対象とみられ、一部商品が品薄になるなどの影響が出そうだ。外部事業者がアマゾンで販売する「マーケットプレイス」の商品の入荷は制限しない。入荷制限を行う施設の場所や、期限は公表していない。

 

米アマゾンの入荷制限では食料品や日用品のほか、ベビー用品や美容品、ペット用品などの入荷を優先した。一時入荷ができなくなった商品は、品薄になったり、配達に通常より時間がかかるなどした。その後同社は計17万5千人の採用計画を発表し、物流能力を増強。13日には入荷制限を解除する方針を明らかにした。

 

外出を控える「巣ごもり消費」の影響で、ネット通販を利用する人が急拡大し、物流の逼迫が課題になっている。アスクルが運営するネット通販「ロハコ」は3月4日、出荷が対応しきれなくなったため、新規の注文を48時間止めた。通販で生鮮品を注文する人も増えており、アマゾンが展開する生鮮宅配「アマゾンフレッシュ」では4月2日以降、指定できる配達日の日数を少なくするなど対応している。

 

アマゾンジャパンは入荷制限の影響について「最も必要とする商品のより迅速な在庫確保、配送が可能になる」とコメント。「配送能力を拡充し、早く通常のオペレーションに戻せるよう努める」としている。』

 

アメリカではベビー用品や美容品も需要が伸びたようです。残念ながらせともの本舗で扱う和食器は生活必需品には該当しなかったようで入荷制限の対象となりました。先週アマゾンからその旨メールが届き、翌日から受注が大幅に減少しました。仕方ないことですが、一日も早く状況が改善されることを願っています。また当社の物流センターの従業員をはじめ、感染の危険性がある中で仕事に従事している方々には心より感謝しています。